男と書いてダンと読む。ブルドッグ男治郎日記

ブルドッグの日記です。オスとオジサンで毎日更新しています。

10/21月 59日目

今日は出社なので、男治郎にご飯を食べさせてサッと外に連れ出る。

男治郎は僕の事情を察知してか、オシッコもウンコも直ぐににしてくれた。

いいぞ男治郎。

 

顔にドッグフードと目ヤニがついていたので、顔をグリグリと拭く。綺麗にした男治郎を残し出社する。

 

夕方、帰ると長女とほぼ同時だったようで、男治郎は長女の所で騒ぎ、僕の所に来てまた騒ぐ、ということを3回繰り返した。

 

「よーし!撫でろ撫でろ!お祭りだー!」

と、いった感じで男治郎は大騒ぎだった。

 

男治郎が一通り落ち着くと、ご飯の用意をして食べさせる。お祭り再開である。

 

食べる前に「お座り」「お手」「おかわり」を流れでやっているが、もう焦って全部いっぺんにやろうとして、盆踊りのような招きネコのポーズのような、もう犬らしくない動物になっている。

 

ガツガツと食べ尽くしたら、外に連れ出す。またサクッと付いて来て直ぐにウンコをした。

「毎日こうなら楽だけど、まあ色んなことがあるよなぁ」

と、男治郎に話しながら家に入る。

 

やっと今日の仕事が終わり、ご飯を食べていると、男治郎は調子に乗ってリビングで暴れていた。

 

気にせずに奥さんとご飯を食べて談笑していたら「ガッシャーン!」と大きな音がして男治郎がリビングから逃げて来た。

僕たちが居る、キッチンのテーブルの下に潜り込んでリビングの方に「ボン!」と、威嚇して吠えている。

 

男治郎が暴れて、リビングに置いていた折り畳みテーブルが倒れたらしい。

 

奥さんと長女は

「ダンちゃん大丈夫?」

と、心配しながらも呆れていた。

自分で倒して、逃げて来るなんてだらしないなぁ、とリビングを片付けに3人で行くと、最近買ったカーペットに茶色い染みがあった。

 

奥さんが

「何これ?!」

と、言ったが、僕は多分そうだろうと思いながら

「漏れたんやろ」

と、言った。

 

奥さんは

「いやいやいや。そんな訳、え?でも臭い」

と、認めたくなかったようだったが、僕が男治郎のウンコ塗れのお尻を見せたら、がっかりしながら笑っていた。

そりゃそうだ。笑うしかない。

 

自分で暴れて倒したテーブルにウンコを漏らすほど驚き、頼りになる人たちの所に逃げて潜りこんで、吠えていたのだ。

正に負け犬である。

 

逃げている時に足が絡んで上手く走れていなかったらしい。それで方向が上手く定まらず、キッチンのテーブルにも衝突していた。

と、長女が教えてくれた。

「アニメ以外であんなの初めて見た」

とも言っていた。

 

急遽、僕は男治郎をお風呂に連れて行き、お尻を洗う。

奥さんはカーペットを外に出し、リビングとキッチンを拭く。

長女も男治郎が通った所と廊下を拭く。

これはもう事故だ。本当に大変な思いをした。

 

当の男治郎も大変な思いをしたようで、驚きや情なさや悔しさなどの情報量が多すぎたのか、みんなと一緒にキッチンに集まると隅っこで直ぐに寝た。

 

日記に書くネタが出来たとは思ったが、驚いてウンコを漏らすのは勘弁して欲しい。

僕は驚いてウンコを漏らす犬というものを初めて見た。